リプロな日記

日本のアボーション(中絶と流産)にまつわる諸問題を研究しています

アメリカの中絶論争ふたたび

大統領選のたびに蒸し返される「中絶論争」ですが、今回は、共和党候補のトランプがお手つきをしています。朝日新聞2016年3月31日の記事から引用します。

 米大統領選の共和党候補者指名争いでトップを走るトランプ氏(69)が30日、人工妊娠中絶をした女性には「何らかの形で罰があるべきだ」と発言した。他の候補者たちから非難の声が上がり、同氏は発言を事実上、撤回した。

 テレビ局主催の集会で司会者から「中絶に罰が必要か?」と問われ、トランプ氏が「罰があるべきだ」と返答。司会者が「(罰されるのは)女性か?」と重ねて聞くと、「そうだ、何らかの形で」と答えた。

 トランプ氏と指名を争うクルーズ上院議員(45)は「彼は問題を真剣に考えず、注目を集めるために何でも言う。女性を罰することなど話すべきではない」と批判。民主党の有力候補クリントン氏(68)はツイッターで「ゾッとする」と非難した。

 トランプ氏は、問題化してから数時間後に声明を発表。米国で中絶が「違法になれば」と前置きしたうえで、「女性ではなく違法な施術をした医者らに法的責任がある」「女性と子宮内の命は被害者」などと主張した。トランプ氏の女性の間での「非好感度」は7割超で、さらなる悪化を恐れて弁明したとみられる。

The New York Timesではこのように報じられています。

だけど、現在の日本にはトランプ氏が言うとおりの「中絶を違法として、女性に罪を着せる刑法堕胎罪」が存在しているということにも、目を向けるべきではないでしょうか。