リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

共生社会に関する調査会の7つの提言

平成13年6月20 日調査報告書を議長に提出

……2001年だよね? 20年も経ってるのに、何も変わってない!

[https://www.sangiin.go.jp/japanese/gianjoho/old_gaiyo/151/1514303.pdf:title=
女性の自立のための環境整備についての提言]

1 女性のリプロダクティブ・ヘルス/ライツを視座に入れた総合的な施策の充実
 (1)妊娠、出産等に対する女性の自己決定権を確立するため、避妊・不妊等に係る相談・情報窓口の増設を図るとともに、堕胎罪を始め、女性の健康に関する法制度について、リプロダクティブ・ヘルス/ライツを保障する観点から新たな法整備を含め幅広い検討を行う必要がある。
 (2)働きながら子どもを産み育てることのできる環境や、女性の生涯にわたる健康を支援する体制を構築するため、リプロダクティブ・ヘルス・ケアを行う専門家の増加と質の向上、養成プログラムの見直し、女性特有の疾病対策、女性労働者の健康対策、更年期以降の健康支援等の施策を充実させる必要がある。
 (3)リプロダクティブ・ヘルス/ライツを推進するため、学校及び社会における科学的で公正な情報の提供、ジェンダーによる差別の解消及び性の多様性の尊重を重視した適切な性教育の実施が必要である。また、十代の望まない妊娠を防ぐため、学校及び地域において避妊に関する情報提供やプライバシーに配慮した身近な相談体制の確立等適切な対応を行う必要がある。