リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

RCOG(Royal College of Obstetricians and Gynaecologists)のBest Practice Papers

英王立産婦人科医協会 2022年3月にベストプラクティス集を刊行

イギリスのRCOG(英王立産婦人科医協会)は、WHOの中絶ガイドライン変更に合わせてベストプラクティス集を発行している。

以下、この文書の位置づけを仮訳します。

ベストプラクティス・ペーパーの紹介
Royal College of Obstetricians and Gynaecologists (RCOG) Best Practice Papers は、ピアレビューを受けた、使いやすく、適応性の高い文書で、エビデンスに基づく臨床実践に必要な要素を定めています。記載されているベストプラクティスは、世界保健機関(WHO)、RCOG、National Institute for Health and Care Excellence(NICE)などの組織が作成した、エビデンスに基づく最新のガイダンスから抜粋されています。日常的に医療を行う人々が読みやすく、役に立つように、論文は意図的に短く簡潔なものとなっています。そのため、推奨のための主要なエビデンスとその強さは省略されていますが、原文で確認することができます。ごく最近発表されたエビデンスは、現行のガイドラインの勧告を修正すべきかどうかを判断するために評価されています。ベストプラクティスペーパーは、政策立案者がサービスを向上させるためのツールとして使用することもできます。ベストプラクティスペーパーは、どの国でも参考にすることができますが、現地の法律、規制、政策、サービス提供の状況によっては、いくつかの勧告の適応が必要となる場合があります。しかし、エビデンスに基づく実践が維持されることが重要です。良い実践を維持しながら文書を適合させるための支援については、cfwgh@rcog. org.uk にご連絡ください。