リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

今日のツイート

これだけじゃないけど、とりあえず……ね!


今週行う予定の、ある県教育委員会の研修で、「リプロダクティブ・ヘルス&ライツ」を話してほしいと言われて、冒頭(および全面的)に中絶問題を出したら、「中絶は控えめに、人権を…」と言われ、それはできないと反論した。女性差別はマジョリティに対する差別であり、その根幹にリプロの問題がある。


「産む性」への差別の始まりは近代で、女性を(比較的)殺すことなく「中絶」を行えるようになった医療者たちが、中絶は悪だが、自分たちが行う中絶だけは人道的なもの…と「中絶医療」を囲い込んだのが始まり。カイロ会議以来、国連は「胎児の命尊重」に屈してきたが、トランプの登場で事態は転換!


トランプ政権のグローバルギャグルールのあまりの無謀さに、黙っていられなくなった国々や国連が、猛反発を始めたのです……2017年がターニングポイント。もはや6年前。その後、アメリカやポーランドが、原理主義化していく一方、アイルランドラテンアメリカは、中絶非犯罪化に動き、今があります。