リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

中絶がフィンランド政府間協議のテーブルに乗る

BY PEKKA VANTTINEN|EURACTIV.com, 2023年6月2日

Abortion now on the table of Finnish government talks – EURACTIV.com

北欧で中絶が問題に??? 私たちの常識を超えることが今起きているのか……?

 内科的中絶を拒否する権利は、「労働法制に盛り込むべきだ。それは基本的な権利であり、法律が保護しなければならない信教の自由に関するものです」と、Räsänenは木曜日に掲載されたHufvudstadsbladetの記事で報告しています。[シャッターストック/ロングフィン・メディア】より]


 キリスト教民主党は、現在5週間に及ぶ政府間協議の中で、医療従事者が中絶を拒否する権利を求めていると、Hufvudstadsbladetが木曜日に報じた。

 現在、国民連合党、フィンランド党、スウェーデン人民党と政府間協議を行っているキリスト教民主党は、この権利をプログラムに盛り込むことを希望しているとHBLは報じている。

 キリスト教民主党は、このニュースに対して否定も肯定もしなかった。

 しかし、同党の前議長であるPäivi Räsänen氏は、この問題を長く提唱してきた。

 内科的中絶を拒否する権利は「労働法制に盛り込むべきだ。これは基本的な権利であり、宗教の自由に関するもので、法律が保護しなければならない」とRäsänen氏は述べ、木曜日に掲載されたHufvudstadsbladetの記事で報告されている。

 気候や移民に関するある種の共通認識があるように見えるだけに、この話題はまた新たな障害を生むかもしれない。政治アナリストは、今回の政府形成協議について、記憶にないほど秘密主義的であると評している。

 医療従事者に中絶を拒否する権利を与えることは、同じく政府間協議中のリベラルなスウェーデン人民党にとって特に難しい。

 「もし私たちが中絶を制限し、良心の問題とするならば、ポーランドアメリカのいくつかの州のように、中絶の権利を制限する方向に進むのではないかと心配だ」と、同党の青年組織ユリア・ストーレ委員長はHBLに述べた。