「少子化の回復」は夢のまた夢
一般的に出生率を見る時に「15歳~49歳の女子年齢」というのが母数に使われるが、今の日本でこの年齢層の女性がどれほど減ったのか、統計で確認してみた。
以下は、総務省統計局のデータである。
人口推計(2022年(令和4年)10月1日現在)
‐全国:年齢(各歳)、男女別人口 ・ 都道府県:年齢(5歳階級)、男女別人口‐
2023年4月12日公表
どうやら「総人口」というのは在日外国人も含んでおり、それ以外に「日本人人口」がある。
単位:千人
総人口:124,947
女性15~49歳の人数:24,126
総人口に占める比率:19.31%
実際には45歳以上で出産する人はごくわずかなので女性15~44歳までで計算すると
女性15~44歳の人数:19.455
総人口に占める比率:15.57%
今度は「日本人人口」で同じ計算をしてみると
単位:千人
日本人人口:122,031
女性15~49歳の人数:23,131
日本人人口に占める比率:18.96%
女性15~44歳の人数:18,568
日本人人口に占める比率:15.22%
これじゃ女性1人につき7倍産まないと人口が維持できない!
そんなの決して起こりえないですよね。
いくら「少子化対策」なんて言っても、もはや間に合わない。
どう考えたって、「少子高齢化していく社会」に対応していくための政策が必要なんです。