リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

理想の子ども数減少

第16回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)

【独身者調査】 ~未婚者の結婚・出産に対する考え方~

「いずれ結婚するつもり」と考える18~34歳の未婚者は、男女、年齢、生活スタイルの違いを問わず減少(男性81.4%:前回85.7%、女性84.3%:前回89.3%)。
恋人と交際中の割合は男性21.1%で横ばい、女性27.8%で前回から微減。一方、未婚者の3人に1人は交際を望まず。6割の男女が恋人(異性)との交際経験あり(男性60.0%、女性64.8%)。
「女性のライフコース」の理想像は、男女ともに「仕事と子育ての両立」が初めて最多に。
結婚相手の条件では、男性は女性の経済力を重視または考慮するようになり(48.2%:前回41.9%)、女性は男性の家事・育児の能力や姿勢を重視する割合が大きく上昇(70.2%:前回57.7%)。
平均希望子ども数は全年齢層で減少(男性1.82人:前回1.91人, 女性1.79人:前回2.02人)。
「結婚したら子どもを持つべき」「女らしさや男らしさは必要」への支持が大幅に低下。

【夫婦調査】 ~夫婦の結婚・出生過程、子育ての状況~

職場や友人を介した結婚が減り、SNSマッチングアプリといったインターネットサービスを利用して知り合った夫婦が最近の結婚の13.6%を占める。
妻45~49歳夫婦の最終的な出生子ども数は、晩婚化を背景に減少(1.81人:前回1.86人)。
夫婦の平均予定子ども数は横ばい(2.01人:前回2.01人)。
理想の数の子を持たない理由として「子育てや教育にお金がかかりすぎるから」を選ぶ夫婦の割合は全体では減少したが、依然として最多の選択率。
不妊の検査・治療を受けたことのある夫婦は18.2%から22.7%(4.4組に1組)に増加。結婚5年未満の夫婦の6.7%が調査時点で不妊の検査・治療を受けている。
第1子出産前後の妻の就業継続率は5年間で5割台から7割に上昇、2015~19年に出産した妻では69.5%に達する。その就業継続者の79.2%は育児休業制度を利用している。

第 16 回出生動向基本調査 結果の概要

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第2章 1.(1)理想と予定の子ども数: 子ども・子育て本部 - 内閣府