リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

忘備録

From rhetoric to reality in improving maternal health outcomes: an analysis of womens rights activism in Brazil


Gender, Society & Development:Gender and health: policy and practice, A global sourcebook
CRITICAL REVIEWS AND ANNOTATED BIBLIOGRAPHIES SERIES
KIT (Royal Tropical Institute), The Netherlands, Oxfam GB


098 Implementing ICPD: what’s happening in countries
BERER, MARGE. Reproductive Health Matters (2005)25, special issue

この世界各国からの論文集は、1994年にカイロで開催された国際人口開発会議(ICDP)以降の各国レベルでの進展を反映している。ブラジルとアルゼンチンは、女性の健康政策に関するサービスを立ち上げ、一般の人々の意識を育て始めた。ノルウェーでは、国内で重要視されているいくつかの問題が、ドナーの資金援助政策では軽視されていることが観察される。アラブ諸国では、家父長制が、より良い教育と若い女性の経済状況の改善によって挑戦されつつある。テーマ別のレビューでは、女性の安全な妊娠中絶の権利を支援する世界的な運動が台頭してきており、この10年でかなり進展している。リプロダクティブ・ヘルスを達成するための社会経済的要因が、レバノンの女性との関連で考察されている。女児に対する平等な教育機会は、開発目標達成のための重要な前提条件であると考えられている。アフリカにおけるエイズ政策の失敗がもたらした結果は、子どもの脆弱性に関するスピーチの主題であり、包括的なリプロダクティブ・ケアと治療の長期的な提供の重要性は、HIVとの関連で考察されている。進歩の兆しは数多く見られ、各国は現在、性と生殖に関する健康の問題にもっと注意を払うようになっている。しかし全体的には、富める者と貧しい者、権力を持つ者と持たない者の間の格差が広がっているように見える。