リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

米国における中絶法制の歴史:特にDying Declaration(臨終の証言)について

全般について

History of Abortion Legislation in the United States
Michelle Whittum, MD and Rachel Rapkin, MD

Dying Declaration

中絶に関しては、実際にこれが採用されていた例があるようだ。フォーダム大学の資料。
https://ir.lawnet.fordham.edu/cgi/viewcontent.cgi?article=2018&context=flr

州議会は裁判所と同様、臨終の宣言を殺人以外の事件に拡大することには消極的であるが、自由な制定法を持つ州もいくつかある。「コロラド州」と「オレゴン州」の2州だけが、すべての民事・刑事事件において臨終の宣言を認めることができると定めている。しかし、他の州では、不当な死亡訴訟において臨終の証言を認める法律を制定しており、この場合、証言は証言者の死に責任があるとされる人物の裁判において使用される。他の管轄区域では、準犯罪である婚外子訴訟において臨終の宣言を認める法律を制定しており、中絶の訴追において死亡した女性の臨終の証言を認めているところもある。