リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

赤ちゃんからおとしよりまで誰でも自由に参加できる劇と踊りと歌から成るコンサート「あしたのきみへ」,通称「あしきみ」の練習も,今日が終わってあと3回になりました。でも,おとなもこどもも,今から参加することもできますよ〜! わたしもまだ2回しか練習に出ていないのですが,こどもだけ置いてくるんじゃなくて,自分も練習に加わるようになってから,おとなもこどもも「みんなで協力しあって仕上げていく」このコンサートの良さがじわじわと分かってきたので,再度,宣伝させてください。

「あしたのきみに」コンサートV
2006年10月22日(日)時間 午後2時から
場所 金沢市文教会館(尾山神社の近くです)

《1部》「あしたのきみに」メンバーの音楽劇
《2部》ユズリン(中山讓さん)コンサート
 主催:「あしたのきみに」コンサート実行委員会 
    実行委員長−野間成之

詳しくは→http://www17.plala.or.jp/ashikimi/ashikimi.html

出演者はボランティアでも,「場所代」だけは出さなければならないので,残念ながら有料なのですが,きっと観てよかった!と思っていただけます。第1部は小学生が主役の劇で,第2部のユズリンさんのうたは,こどもたち自身のお気に入りであるばかりか,こどもたちを暖かく見守りたい親たちの心にもやさしく響きます。第2部のちびっこたちのかわいいダンスもお見逃しなく!

このコンサート……じつのところ,わたしも最初は地域でやる「こどもの学芸会」程度のものだと思って,娘だけ参加させるつもりでいたんです。ところが,間近で子どもたちやスタッフのようすをみているうちに,そういう話ではないのだと。決してレベルは低くないし,それ以上に,単に「お客様として観る」のではなく,ひととひとをつなげていく「あしきみ」の良さがよくわかってきたんです。「一人じゃできないから,力合わせてつくっていこう」……まさにそれは,わたし自身があちこちで言い続けてきたことじゃない!?

次代のこどもたちを育むために親だけではなく,地域のおとなたちもいっしょになって力を合わせていく……それは単に「協力」だとか,「人助け」じゃないんです。おとな同士が,そしておとなたちとこどもたちも,「一緒になにかをつくりあげていく」ことをおもしろがって,わいわいガサガサやりながら,ステキな関係を育んでいく,本当にすばらしい取り組みだなあと思うようになったんです。劇中歌「一人じゃできないから」の歌詞は,まさに「あしきみ」の取り組みのありかたを象徴していて,なんど唄ってもじーんと来ます。

いじめなんかなくて,ひとりずつだいじにされて,まちがえてもわらわれない……そんなくみ……そんなくに……そんなほし,ぼくらのほし,みんなのほしをつくっていこう〜!

美しいメロディーとハーモニー……ものがなしくもやさしいオカリナの音色……。涙もろいわたしはしっかりタオルを持参せねば。

こどもたちもみんな頑張っていて,とてもいいしあがりになってきました。今回,出なかったあなたも,きっと見に来てね! そして来年はきっと参加してみてください! それぞれに「得意」なものを活かせる場があるし,学年が(年齢が?)あがるとともにきっと活躍の場もちがってくるはず。誰でも自由に参加できるこの地域活動の感動の環を広げたい……「生きていてよかった」「あるがままの自分でいいんだ」「仲間がいてよかった」という思いをみんなで味わいたい。

http://d.hatena.ne.jp/okumi/20060913の日記でも一度,簡単に紹介しました。)

なお,同じグループで10月の公演後,11月に福井で開かれるうたごえ祭典に参加予定です。わたしも娘とバスに揺られて行くぞ〜!