リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

金沢研究会2日目

看護系の修論の発表と、性教育に関する報告があった。もうひとつ、今回の受精卵取り違え事件について検討するはずだったけど、ほとんど時間切れであるのと、昨日からの議論のなかでそれに関する話もだいぶ出ているため、それは後回しにして、最後に今後の会のあり方について話し合う。結論は出ないが、続けていこうという互いの意思だけは確認。

研究会の継続で困っているのは、わたし自身がこの4月から研究拠点を失うことだ。院生としての学籍はなくなり、研究職のポストも得ていない。正確に言えば、年齢的に無理だと諦めて探していないというのが現状だ。(子どもが小学生なので、「全国、どこへでも行きます!」とは言えない。)やりたいことが山積みなので、ヒマができたこと自体はありがたいが、書籍代、学会費だけを考えても頭が痛い。それに、母であり、英語の先生であり、翻訳者でありながら(さらに、いろいろ趣味の活動やボランティアもしながら)、在野の研究者としてのモティベーションを保っていくだけでも大変……。

でも、まあ、どうにかなっていくだろう。していくっきゃないよな、と、最後には楽観的なわたしです。

6年前、大学院に入ったときには議論相手さえいなかったことを思えば、確実に状況は変化しているのだから。