リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

ナイジェリアの赤ちゃん工場

本日付朝日新聞のショッキングな記事です。一部,引用します。

アフリカで子どもたちの人身売買が後を絶たない。「養子」として欧米などにも多く送られているという。「赤ちゃん工場」。現地でそう呼ばれる場所に女性を監禁し、出産を強いる事件も相次ぐ。

「ナイジェリア南部イモ州都オウェリ近郊で5月上旬、14〜22歳の女性22人が乳幼児4人とともに保護された。いずれも出産のため、監禁されていた」ところを,数日前、警察に保護されたそうです。「精神的ショック」を受けているとのことで,写真撮影等の取材は控えさせられたとあります。

オウェリから数十キロのヤシの木に囲まれた小さな村に、その場所はあった。高い塀に囲まれ、表向きは「飲料水工場」。女性たちは、ゴザが敷かれただけの小さな四つの部屋に詰め込まれていたという。部屋には汚れたベビーベッドや粉ミルクが散乱していた。
 女性たちが逃げられないように塀には、鋭利なガラスが無数に埋め込まれ、鉄のワイヤが張り巡らされていた。食事は1日に1回。外出は許されなかったという。
 州警察は、女性たちを妊娠させていたとして、20代と50代の男を逮捕した。女性たちは、周辺の村から「仕事がある」とだまされて連れてこられた。妊娠中の未婚女性が、保護を装って巧みに引き入れられたケースもあるという。

孕む性を冒涜するひどい人権侵害に心が痛みます。

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