リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

女性の3分の1が暴力の犠牲に!?

国連がLondon School of Hygiene & Tropical Medicine と the South African Medical Research Councilの協力を受けて発行した新たな報告書によれば,地球上ですべての女性の3分の1以上が身体的暴力または性暴力による公衆衛生上の問題にさらされていることが初めて立証されたそうです。

サマリーによれば,女性たちは親密な関係の中での暴力もしくはそれ以外の人々による性暴力の二重の脅威にさらされており,これは公衆衛生上の問題であるのと同時に,女性の人権の問題でもあるとしています。

まるで,「女性への無関心と蔑視」で紹介したGrimes博士の持論が立証されたような内容です。

2013/7/5の追記:
日本では女性の健康や人権を守ろうという意識があまりにも低く,選挙でも女の問題なんて男の議員は誰も見向きもしません。(女性が代表の党はさすがに言及していますが。)女性に投票したくても,立候補者が一人もいない選挙区が圧倒的に多いというのが実態。もちろん,単に女性であればだれでもいいわけではないけれど・・・(票集めのためのマドンナ軍団にも辟易するし)。女性総理が誕生するなんてのは,夢のまた夢?