リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

endometrial ablation(子宮内膜焼灼術)

国連機関の声明に出てきた婦人科処置

初めて知りました。この言葉が出てきたのは以下の国連7機関が合同で出した強制不妊手術撲滅に関する以下の声明:
Eliminating forced, coercive and otherwise involuntary sterilization- An interagency statement
OHCHR, UN Women, UNAIDS, UNDP, UNFPA, UNICEF, WHO

知的障がいをもつ女性に対してやってはいけない処置の一つに並んでいて、何これ?と。

調べてみたら、次に説明がありました。

Endometrial ablation - Mayo Clinic
Endometriosis: Types, Symptoms, Causes, Treatments, and Complications

子宮内膜アブレーションとは、子宮の内膜(子宮内膜)を外科的に破壊(アブレート)する方法です。子宮内膜アブレーションの目的は、月経量を減らすことです。女性によっては、月経が完全に止まることもあります。

子宮内膜アブレーションには切開は必要ありません。医師は、膣と子宮の間の通路(子宮頸部)から細長い器具を挿入します。

器具は、子宮内膜を切除するための方法によって異なります。方法としては、極寒、加熱した液体、マイクロ波エネルギー、高エネルギーの高周波などがあります。

子宮内膜焼灼術の中には、医師のオフィスで行えるものもあります。その他のタイプは、手術室で行わなければなりません。子宮の大きさや状態などの要因によって、どの子宮内膜焼灼術が最も適しているかが決まります。
…後略…(上述のMayo Clinicの説明より)

何やら恐ろしげな説明にびっくり。読むだけで身がすくんだので、残虐なことに弱い方は読まないでください。完全な不妊手術の代わりに行われることもあったたようですが、国連機関は禁止しています。