リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

Reproductive Health Services: Attitudes and Practice of Japanese Community Pharmacists

PubMedで見つけた日本人による英語文献

Reproductive Health Services: Attitudes and Practice of Japanese Community Pharmacists
仮訳します

リプロダクティブ・ヘルス・サービス:日本の地域薬剤師の意識と実践


要旨:セクシュアル・アンド・リプロダクティブ・ヘルス(SRH)サービスの提供は、多くの国々で地域薬剤師の重要な役割の一つとなっている。しかし,日本では,そのようなサービスは伝統的に薬剤師によって提供されていない.我々は、リプロダクティブ・ヘルス(RH)の話題に焦点を当て、日本の地域薬剤師のSRHサービス提供に関する実践と意識について調査した。調査対象者は、SRHサービスの提供、SRHプロバイダーとしての役割に対する意識、RHトピックに関する患者への教育提供に対する自己申告の信頼度について質問された。534名の有効回答を得た。RHサービスを提供していると回答したのは約半数で、緊急避妊薬の調剤に関与しているのは21%にとどまった。また、薬剤師がRHに関する教育を行っている割合はかなり低かったが、約8割がSRHアドバイザーとしての役割の重要性を認識していた。RHトピックに関する患者教育への自信は、そのようなサービスを提供した経験によって左右される。ほとんどの参加者がSRHトレーニングに関心を持っていた(80%)。本研究の結果は、日本の地域薬剤師のSRHアドバイザーとしての役割を拡大し、患者教育への自信を高めるために、トレーニングプログラムが有用であることを示唆するものである。本研究は、日本における薬剤師のSRHサービス提供者としての役割を拡大するために有用な知見を提供するものである。