リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

宗教と中絶

抜き書き

日本の女性運動は生長の家と真っ向から闘った。中絶に関する信念に基づいているわけでなく、単に票を得るために宗教団体の指示を得ようとしていると、フェミニストたちは右寄りの政治家たちを批判した。女性運動側は、宗教と政治が手を組んだ真の目的は、あらゆる戦後の社会改革に関して時計の針を逆戻りさせ、日本を天皇中心の軍国主義的かつ出産奨励主義的な国家に戻すことではないかと疑っていた。ハーデカー著『水子供養』pp.150-1