リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

不妊治療保険適用後の1年のデータ

治療総額と治療を受けた人数

不妊治療の保険適用に係る政府方針

治療総額89,556,226,000円÷被治療者1,254,422人=71,392円
意外と安い? タイミング法だけで妊娠できる人も多いのと、これまでは治療を迷っていた低年齢層が、大勢そうした安い方法を受けて妊娠しているからだと思う。ちなみに受診した人の数は前年の2倍以上に増えている。


なお、保険適用後の各治療法の「生産率」が見当たらない。高度生殖医療のみにデータを分けるとどうなるのか、計算してみたいものの、今は時間がない。

治療費の参考として、以下に一つ事例を出しておきます。
国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院

高度生殖医療
IVFセンター
 体外受精IVF-ET)、顕微授精(ICSI)、受精卵凍結、融解胚移植など最先端の治療もできる一方で、可能な症例に関しては内視鏡下癒着剥離術、などを行うことにより自然妊娠を目指すこともできます。


治療にかかる費用
 不妊治療にも原則として健康保険は適用されますが、一部の検査や治療には保険がきかないものもあります。ご了承ください。

 当院での不妊治療に関わる費用の大体の目安は以下の通りです。参考にしてください。また体外受精では状況により各自治体の特定不妊治療費助成制度を利用することも可能ですのでご相談ください。

 下記の費用には排卵誘発の注射、その他の薬剤、血液検査、超音波検査の費用は含まれません。


一般不妊治療(体外受精以外)人工授精(自費診療) 16,200円
体外受精 約30万円
顕微授精 約36万円
胚凍結 約5から約10万円
融解胚移植 約11万円