リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

米最大のプロテスタント教団が体外受精非難 生殖の自由が争点の1つの大統領選に影響も

産経新聞(共同) 2024/6/13 17:25

https://www.sankei.com/article/20240613-KE5MGNMHORLSDC4MY5M7OACLSE/

 信者約1300万人を擁する米国最大のプロテスタント教団で共和党の支持基盤でもあるキリスト教福音派教団、南部バプテスト連盟は12日、中西部インディアナ州での年次総会で、体外受精を非難する決議を可決した。米メディアが報じた。生殖の自由が争点の一つとなる大統領選の行方に影響を与える可能性がある。

 南部バプテスト連盟が体外受精に関する直接的な見解を示したのは初めて。非難するのは、実際に移植されなかった受精卵(胚)の大量廃棄につながるからだとしている。胚の時点で既に生命が始まっているとする考え方の広がりが背景にある。

 体外受精を経験している福音派の信者もおり、年次総会では、非難決議に反対する声も一部で上がった。南部バプテスト連盟は2021年に「人工妊娠中絶は明らかに殺人だ」と宣言する決議を可決している。(共同)