リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

グローバルな中絶政治を再考する: 社会正義の視点から

Sylvia Estrada-Claudio, Associate Professor, School of Social Services, Philippines University, Manila, Diliman, Philippines

THE INTERNATIONAL WOMEN AND HEALTH MEETINGS: CATALYST AND END PRODUCT OF THE GLOBAL FEMINIST HEALTH MOVEMENT


要約を仮訳します。

要旨
 国際女性健康会議(IWHM)は、女性の健康とリプロダクティブ・ライツに関わる女性の健康擁護者、学者、資金提供機関、その他の女性ネットワークが集まる最大の会議のひとつとなっている。最初の会議は1977年にローマで開催され、最新の第10回会議は2005年にニューデリーで開催された。これは、世界のフェミニスト保健運動を形成し、また形成されてきた28年間のプロセスを表している。興味深いことに、IWHMは非制度化されたプロセスである。著者は、IWHMの成功や影響力に貢献した要素(国や地域のアイデンティティの交渉など)や問題点を探っている。
 IWHMはまた、連帯、国際主義、トランスナショナリズムに関する議論に関連する洞察が得られるという観点からも分析されている。また、10回にわたる会議の簡単な説明と、歴史的な背景についても触れている。


Fiona Bloomer, Claire Pierson and Sylvia Estrada Claudio (2020), Reimagining Global Abortion Politics: A Social Justice Perspective, Bristol: Policy Press, £24.99, pp. 176, pbk. | Journal of Social Policy | Cambridge Core
Fiona Bloomer, Claire Pierson and Sylvia Estrada Claudio (2020), 世界の中絶政治を再考する:社会正義の視点から
関心有るけど購入するには高すぎるなぁ……。