CNN By Catherine E. Shoichet, Published 4:00 AM EDT, Sun October 8, 2023
以下の日記に、過去30年間に中絶法を厳しい方向に変更したのは、米国、エルサルバドル、ニカラグア、ポーランドの4か国だけだと書いた。
世界中で進む中絶の権利 - リプロな日記
エルサルバドルの中絶法に関するニュースが入ってきた。
edition.cnn.com
一部仮訳する。まずはタイトル。
彼女たちは、自分たちの赤ちゃんは死産だったと言う。厳しい中絶法のある国で、裁判所は彼女たちに殺人罪の有罪判決を下した
流産、早産、死産の場合にも子殺しの罪に問われる。
激痛は2007年7月、彼女が働いていた学校のカフェで突然バスケスを襲った。当時、彼女は妊娠9カ月だった。彼女にはすでに幼い息子がおり、女の子を出産するのを楽しみにしていたとバスケスは言う。
「娘が欲しかった。娘のために服も買っていた」とバスケスは言う。
痛みが激しくなるにつれ、彼女は911(救急)に何度も電話して助けを求めた。バスケスは、必要な助けは来なかったと言う。
彼女はトイレで気を失い、意識不明のまま出産したという。
「意識を取り戻したとき、彼女は大量に出血し、赤ん坊は死んでいた」とアムネスティ・インターナショナルは2016年の彼女の事件の概要で述べている。
警察がようやく到着すると、彼女は拘束された。
バスケスによれば、当初、彼女も他の人たちと同様、中絶したことで非難されたという。
宗教が背景にある。
エルサルバドルがあらゆる状況において妊娠中絶を違法とし、例外をなくしてから25年が経った。そして、生命は受胎から始まると宣言する憲法改正案が可決されてからも、ほぼ同じ年月が経過している。
バスケスは、改正刑法と憲法改正が施行されてからの数年間に、流産や死産を含む産科的緊急事態に見舞われた後、不当に有罪判決を受けたと擁護する180人以上の女性の一人である。活動家たちは、こうした女性たちの経験は、中絶を犯罪化することがどれほど危険なことかを示していると警告している。
バスケスは、2018年にエルサルバドルの最高裁判所が30年の刑を減刑するまで、加重殺人罪で有罪判決を受け、10年以上投獄されていた。
彼女が10年以上暮らした過密なイロパンゴ女性刑務所は、Zoomで自宅を案内しながらバスケスが指摘する風通しの良い庭の中庭とはまるで別世界のようだ。
しかし、彼女が獄中で耐えた経験、そして同じ経験をした人たちを助けることがいかに重要であるかは、彼女の頭から離れないという。
この家はバスケスが住んでいるだけではない。彼女が設立した団体「Mujeres Libres El Salvador」の本部でもある。
グループ名はスペイン語で「自由な女性たち」を意味する。法的に言えば、バスケスとここに住む他の4人がまさにそうなのだ。週末をここでワークショップに参加するために何時間もかけてやってきた何十人もの女性たちも同様だ。
バスケスと同じように、ここ数年、裁判所が彼女たちの釈放を命じた。しかし、それ以来、別の自由を手に入れることが難しくなった。
「私たちは二重の有罪判決を受けている。まず、裁判官が下した判決、そして社会が下した判決。私たちはそれを終身刑と呼んでいます。なぜなら、刑務所に入った瞬間から、一生、この罪を背負うことになるからだ。......あなたは死に、あなたは一生囚人であった人間として扱われつづける」。