リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

ロナルド=ドゥオーキン『ライフズ・ドミニオン』第4章「裁判所における中絶」

ゼミのレジュメ? がヒットした 大阪市立大学瀧川裕英ゼミ(2000-2018)

第4章「裁判所における中絶」

ドゥオーキン、懐かしいし、おさらいになるのでありがたい。ドブス判決でロウ判決が覆った今になって見ると、やっぱり「プライバシー権」では無理があったのだな……と思わずにいられない。


アメリカでは「性差別」も通用しない。
でも日本の憲法や世界人権宣言や国連人権規約は違う。はっきりと性差別を否定しているばかりか、国連の国際条約(規約含む)は中絶を含む女性のリプロダクティブ・ヘルス&ライツは人権として保障している。


ちなみに瀧川氏は立教大を経て、今は東京大学法哲学教授になっているそうだ。
瀧川 裕英|教員紹介|東京大学大学院法学政治学研究科・法学部