リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

人権擁護に貢献の「サハロフ賞」にイランの女性 EU議会

NHK 2023年10月20日 5時41分

「サハロフ賞」にイランの女性 スカーフのかぶり方で逮捕され死亡 | NHK | EU

 EUヨーロッパ連合の議会は、人権擁護に貢献した人に贈る「サハロフ賞」のことしの受賞者に、イランでスカーフのかぶり方をめぐって逮捕され、死亡したマフサ・アミニさんと、その後イランで広がった、女性の権利や自由などを求める抗議運動を選んだと発表しました。

 サハロフ賞はノーベル平和賞を受賞した旧ソビエトの物理学者、アンドレイ・サハロフ氏にちなんでヨーロッパ議会が人権擁護に貢献した個人や団体に毎年贈っています。

 ヨーロッパ議会は19日、ことしの受賞者に、イランの女性、マフサ・アミニさんと女性の権利や自由などを訴える抗議運動を選んだと発表しました。

 アミニさんは去年9月、ヘジャブと呼ばれるスカーフのかぶり方が不適切だとして警察に逮捕されて死亡し、その後、「女性・命・自由」をスローガンにして政権に抗議するデモがイラン各地に広がりました。

 ヨーロッパ議会のメツォラ議長は「議会はイランにおける平等と尊厳、そして自由のためにたたかい続ける勇気ある人たちとともにある。自由のために究極の代償を払ったすべての人たちのたたかいを今後もたたえ続ける」とコメントしています。

 ことしはノーベル平和賞にもイランで女性の権利の擁護を訴え現在は刑務所で服役している人権活動家のナルゲス・モハンマディ氏が選ばれています。