BBC News 2024年1月1日(月)17:41 GMT+9
Free contraception provision expanded in Ireland
仮訳します。
要点
- アイルランド共和国の無料避妊制度が拡大された。
- 月曜日から31歳の女性も対象となる。
- 無料避妊制度は2022年に開始された。
- 当初は17歳から25歳が対象だったが、昨年から年齢制限が30歳に引き上げられた。
アイルランド共和国の無料避妊制度が拡大された。
2022年の開始以来、このプログラムは女性、少女、トランスジェンダーまたはノンバイナリーであることを自認する人々に無料の避妊を提供してきた。
当初は17歳から25歳が対象だったが、昨年から年齢制限が30歳に引き上げられた。
月曜日からは31歳の女性も対象となる。
アイルランドのスティーブン・ドネリー保健大臣は、この動きは「平等のために」重要であると述べた。
「避妊にかかる費用は一般的に女性が負担することを考えると、この制度は女性の健康と平等にとって重要な支援となる」と大臣は述べた。「さらに、生活費が逼迫している現在、これは女性とその家族に対するもうひとつの支援であり、コストを削減するものである」。また、「避妊へのアクセスを改善」し、「積極的な性の健康と家族計画における選択を支援」することが政府の優先事項であるとも付け加えた。
無料避妊制度は、GPや家族計画、学生保健、プライマリーケアセンターでの相談費用をカバーしている。
現在、州内の2,400近くの開業医やその他の医療施設、2,000以上の地域薬局がこの制度に参加している。
提供されるサービスの中には、避妊注射、インプラント、緊急避妊を含む様々な形態の経口避妊薬がある。
Laying the tracks to liberation: The original contraceptive train – The Irish Times
1971年アイルランドの女性たちは「避妊列車」というデモンストレーションを実施
避妊ピルがなかなか解禁されなかったアイルランドでは、避妊禁止に反対したアイルランド初の女性グループであるアイリッシュ女性解放運動(IWHM)が、一九七一年にメンバー47名が首都ダブリンから英国の管轄下にある北アイルランドのベルファスト行きの「避妊列車」に乗り込んで避妊ピルを買いに行くデモンストレーションを行ったり、カトリックのミサのウォークアウトや政府庁舎への抗議をくり広げたりした。
アイルランドでの避妊ピルの承認は一九七九年まで待たねばならなかった が、IWHMの活動期間は国内メディアで大きく取り上げられ、アイルランドの一般大衆に強い影響を与えたという。