リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

ライフデザイン教育のもたらした結末

18歳意識調査「第52回 –価値観・ライフデザイン–」報告書 日本財団 2023年1月6日

https://www.nippon-foundation.or.jp/app/uploads/2023/01/new_pr_20230106_01.pdf

人生において大切にしたいこと(男女別)

人生において大切にしたいことの1位は、男性、女性とも「家族」である。1位から3位を合計すると、男性では「自身の好きなことややりたいこと・趣味」が「家族」を上回る一方、女性では1位のみと同じく「家族」がもっとも多く、「自身の好きなことややりたいこと・趣味」が続く。


パートナーシップ・結婚

① 将来結婚したいと回答した人は男女とも4割を超えているが、実際に将来結婚を「必ずすると思う」と回答した人は男性で2割弱、女性では1割強のみ。結婚しないと思う理由としては、男女とも恋人・パートナーの不在が多く選ばれている。
② 近年増えている多様なパートナーシップに対する考えを聞いたところ、「事実婚」、「選択的夫婦別姓制度」、「パートナーシップ宣誓制度」のいずれについても「賛成である」(※)との回答が7~8割となった。特に女性の方が賛成派が多い。

「自分が将来結婚しないと思う理由」で、女性の過半数が「1人でいる方が、精神的な負担が少ないから(52.3%)」を選んでいて、この理由が1位! 男性の1位は、「恋人・パートナーがいないから/見つからないと思うから(47.3%)」でした。


子ども

① 男女とも6割前後が「将来子どもを持ちたい」と回答したが、実際に持つと思う人は男女とも4割台にとどまっている。
② 女性では「将来子どもを持ちたくない」と回答した人も3割弱存在。男性よりも女性が子育てに関する金銭的・精神的負担を感じているとの結果。


政策への評価

少子高齢化に「危機感を感じる」と回答した人が男女とも7割超で、政府の対応については約8割が「不十分である」と回答。
② 実施してほしい少子化対策としては、男女とも「教育の無償化」など経済的な支援が多く選ばれている。