リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

ポーランド、中絶のほぼ全面禁止の解除に動きだした

AP通信 バネッサ・ジェラ 2024年4月12日

ポーランドの国会議員、ほぼ全面的な中絶禁止措置の解除に向けた作業を進めることを決議

 ポーランドワルシャワ-ポーランドの議員たちは、ヨーロッパで最も制限的な法律のひとつを持つ、伝統的にローマ・カトリックの国であるこの国で、分裂問題である中絶をほぼ全面的に解禁する提案を進めることを金曜日に投票した。

 議会下院の議員たちは、4つの法案に取り組むことを決定した。そのうちの2つは、ヨーロッパの規範に沿って、妊娠12週目までの中絶を合法化することを提案している。


この裏には8年ぶりの政権交代がある。

ポーランド議会、トゥスク氏を首相に選出、8年ぶりの政権交代(EU、ポーランド) | ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース - ジェトロ

ポーランド議会は12月11日、2週間前の11月27日に樹立された第3次マテウシュ・モラビエツキ政権(2023年12月5日記事参照)に対し信任投票を行い、賛成190票、反対266票で同政権は不信任となった。同日、下院選で野党勢力を率いたドナルド・トゥスク氏が首相に選出され、9年ぶりに首相の座に返り咲いた。トゥスク新首相は翌12日、議会での所信表明演説ではポーランドの外交活動に比重を置き、親EU路線への回帰を強調したほか、隣国ウクライナへの強力な支援を表明した。所信表明演説後、同首相による内閣の信任投票が行われ、賛成多数で信任された。

うらやましい限り……。