リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

「中国特快」というサイトにあったニュースです。

発信: 2007/04/06 10:13:19

[赤阝]さんが妊娠し人工流産したため、孫さんは一年分の給与を以って償う約束をしたが、[赤阝]さんが重度のうつ病にかかった後、孫さんは支払いを拒否、その為[赤阝]さんは裁判に訴え、近く裁判所は孫さんに6万元(約90万円)余りの賠償金を支払うよう命じる判決を下した。
2004年12月、二人は付き合うとともに同居を始め、翌年9月に[赤阝]さんは妊娠したことに気づいた。二人は話し合いの結果堕胎することに決め、11月10日孫さんの付き添いのもと[赤阝]さんは医療費3,600元(約54,000円)を払い手術を受けた。その日孫さんは自分が原因で[赤阝]さんを妊娠させたため、人工流産による身体的、精神的苦痛を一年分の給与で償い、彼女を支えるとの誓約書を記した。ところが手術後[赤阝]さんは重度のうつ病にかかり、孫さんは給与の支払いを拒否した。法廷で孫さんは、誓約書は[赤阝]さんに無理やり書かされたもので、既に医療費は自分が払ったと主張。しかし証拠は提出されなかった。裁判所は[赤阝]さんが妊娠、人工流産により心身ともに傷つき、さらに孫さんが間違いなく誓約書を記入したとの事実を明らかにした。そして女性保護法の観点から、孫さんが[赤阝]さんに与えた苦痛に対する責任を負い一年分の給与と医療費合計60,670元(約 910,050円)を支払うよう命じる判決を下した。