リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

仕事と育児の両立支援制度に関する意識・実態調査2023

連合 2023 年 9 月 14 日調査結果発表

仕事と育児の両立支援制度に関する意識・実態調査2023

【調査結果のポイント】

≪仕事と育児の両立のための両立支援制度の利用≫
仕事と育児の両立のために利用したことがある両立支援制度
 「育児休業」41.9%、「短時間勤務制度」16.3%、「子の看護休暇」13.9%、
 「時間外労働の制限」6.6%、「産後パパ育休」5.5%
 他方、「利用したことのある制度はない」は 47.8%、男性では 58.4%(p.2)


仕事と育児の両立のための両立支援制度を利用しなかった理由
 1 位「利用できる職場環境ではなかった」2 位「所得が下がる」(p.6)


両立支援制度を利用する女性のキャリアを阻む要因として考えられること
 1 位「保育所学童保育の整備不足」2 位「職場復帰後のフォローがない」(p.8)


≪政府が推奨する“共働き・共育て”の実現≫
政府が推奨する“共働き・共育て”を実現するために効果的だと思うこと
1 位「育児休業給付金の増額」2 位「フレックスタイム制の導入」(p.9)


≪育児・介護休業法に基づく各制度に対する意識・実感≫
「仕事と育児を両立するための制度は現行の短時間勤務制度だけで十分」
 正規雇用者では 15.1%にとどまる(p.10)
“短時間勤務制度”の子どもの対象年齢についての考え
 「現行のままでは不十分」83.6%(p.11)
“子の看護休暇”の子どもの対象年齢についての考え
 「現行のままでは不十分」74.8%(p.12)
“子の看護休暇”として取得できる休暇日数についての考え
 「現行のままでは足りない」66.0%(p.13)
自身の働く企業・組織における子の看護休暇制度の実態
 「有給である」37.0%、「無給である」18.1%、
 「就業規則に子の看護休暇制度がない」20.8%(p.13)