コロナウィルス拡大に際してSRHRを守るために
コロナウィルス拡大の今、イギリスでは世界に先駆けてテレメディシンによる自己中絶を解禁しました。
Revised Telemedicine for Medical Abortion During COVID-19
Center for Reproductive Rightsの発行するニュースによれば、パンデミックに際して、フランスでも4月3日に自宅中絶のためのオンライン診療を開始し、中絶可能期間についても一時的に延長することにしました。ドイツでは中絶のために義務付けられているカウンセリングを電話で行えるようにしました。アイルランドでも臨時措置として自宅での自己中絶が認められました。(オランダででも中絶薬のオンライン診療を求める訴訟が起きたが、裁判所は4月に求めを却下した。)
NEWS IN BRIEF ON COVID-19 & SRHR IN EUROPE, March 20- April 9
アメリカの家族計画協会も、現在全50州にテレヘルス・サービスを拡大しつつあります。電話やSNSで中絶薬をリクエストし、最初のカウンセリングを受け、州内の協会に立ち寄って薬を受け取るサービスです。
Planned Parenthood Is Expanding Telehealth to All 50 States Amid the Coronavirus Pandemic
ヨーロッパの約100団体が連名で、各国政府に中絶薬のオンライン処方を求める声明を出しています。
EUROPEAN GOVERNMENTS MUST ENSURE SAFE AND TIMELY ACCESS TO ABORTION CARE DURING THE COVID-19 PANDEMIC
以下のオーストラリアの記事は、中絶薬が「過剰に規制されている」と批判しています。
Countries’ Covid-19 responses could debunk some myths around the ‘abortion pill’
南アフリカでも、パンデミック下で許可されたテレメディシンの中に中絶薬が含まれることになりました。5月1日のブログです。
South Africa: a space of many contradictions – and now Covid-19