リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

ちょっと興味深い話を見つけたので。タイで死産児を使って偶像作りをした呪術僧が事情聴取を受けたという。 タイの民間信仰では死産した胎児には神通力があるとされ、「グマントーン」と呼ばれて一部では信仰の対象となっている。http://www.newsclip.be/new…

アメリカの下院で,慰安婦問題で日本は謝罪すべきとの決議が成されたとか。慰安婦問題は,しっかり決着をつけるべきだと思う。しかし,また外圧でものごとが動くのかなぁ……と思うと,なんだか情けない。今度のアメリカ大統領選,いろんな意味でブッシュの路…

もう一件。上記を調べていたら,以下のニュースが出てきたのでメモしておきます。受精した時点はほとんど差がないけど,誕生した時期は何年も違うきょうだいができたことになる。4個戻して1人出産……引き算の答えはどうなったの? という点も気になる。 朝…

各社報道してますが,微妙にニュアンスが違うのが面白い。まずは共同通信。「女性の敗訴」である点が強調されている。 共同通信 凍結精子児、認知せず 母親逆転敗訴が確定2006年 9月 4日 (月) 15:35 夫の死後、凍結保存されていた精子で体外受精し、男児を産…

上記ニュースへの追記です。(2006/0828)以下に,Plan-Bに関するFDAの情報ページ(Q&A)を紹介します。この文書によると,Plan-Bが認可されたのは1999年,店頭販売(OTC)を求める要望を受けてFDAで情報収集が開始され,2003年年末から店頭販売に関する審議が始…

プロライフの反対があまりに強く,認可問題で前局長が辞任する騒ぎも起きていたアメリカのFDAが,ついに緊急避妊薬Plan-Bの店頭販売を許可しました。Plan-Bは,モーニング・アフター・ピルとしても知られる緊急避妊専門薬で,「もしや危ない?」と思ったセッ…

声は力! 無名の,尊厳ある女性たちの声をお届けします・・・これは実話に基づく物語です。朗読劇「ひまわり〜DVをのりこえて」日本全国で女性たちを力づけ,感動の輪を広げていった朗読劇が,来る9月3日(日曜日)に金沢市にやってきます!この作品は,夫や…

讀賣新聞のオンラインニュース(8/22)よりご紹介。 出生数、6年ぶり増加 上半期出生率も上昇の可能性 厚生労働省が21日発表した人口動態統計(速報)によると、2006年上半期(1〜6月)の出生数は計54万9255人で、前年同期より1万1618人…

今日の中国新聞社説(http://www.chugoku-np.co.jp/Syasetu/Sh200608210077.html)よりご紹介します。 中学生の妊娠 性教育は勇気を持って '06/8/21 広島市の女子中学生が、この夏出産する。相手も中学生。うわさによって周囲が妊娠に気付いた時には、中絶で…

うわぁ〜,やっちゃった! すみません,このところグループ掲示板とグループ日記を停止しちゃってたことに今になって気づきました! ■Femreproグループ掲示板 (当面,10月の女(わたし)のからだから合宿の話をする予定) http://femrepro.g.hatena.ne.jp/b…

lefteye69さんのサイト情報。 ■[女子のからだ][フェミニュース]「わたしは妊娠中絶をした」 いま、アメリカのフェミニスト雑誌「ミズ(Ms.)」が、過去に中絶経験のある一般女性の署名をもとめる中絶禁止反対キャンペーンを展開している。…… をを,知らなか…

ん? ニュースねたかしらん? ま,いいか。はてなって,クラブがあるんだね。調べてみたら,リプロも,フェミも,まだクラブがないのね……作ろうかな(ぼそっ)。だれか,一緒にやってみませんか? どういう言葉にしたら,いいと思う? 教えてね。(メールで…

ニュースといっても2ヶ月遅れだけど,ルイジアナ州のブランコ知事のコメントを見つけたのでご紹介。この6月17日,ルイジアナはサウスダコタに続いて女性の生命を救う以外の理由の中絶をすべて禁止しました。女性である同知事は,個人的にはレイプや近親相姦…

テキサス州のAbraham Center of Lifeは,この6月,体外受精用にカスタムメイドの胚を提供する初のヒト胚銀行を設置した。注文に応じて健康で知性の高いドナーの精子と卵子を授精させ,顧客に提供する。要望があれば代理母の斡旋もするという。ついに出たか……

患者の権利やインフォームド・コンセントについて,今や全国的に有名になったこの訴訟ですが,新たに毎日新聞の大阪版に内部告発をした打出先生に関する記事が掲載されたようなので,ご紹介します。http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/newsup/news/20060731d…

《フォスター・ペアレントとリプロの話》PUSH Journal で知った話だが,フォスター・ペアレント協会(Foster Paresnts Plan)で,子どもや青少年をHIV/AIDSから守るキャンペーン「the Circle of Hope(希望の環)」をくり広げているそうだ。いわく,「性と生…

友人が開いているイベントを紹介します。 ALSと仲間達を応援して下さるみなさまへいつもALSと仲間達の活動をご支援いただきありがとうございます! 今年でわたしたちALSと仲間達の活動も10周年を迎えることができました。 心よりお礼申し上げます。このた…

7月10日付の朝日新聞の記事に「性体験の低年齢化 10代・大人はどう見る」というのがあったようです。原文は下記にありますが,要点をご紹介します。http://www.asahi.com/edu/news/TKY200607100091.html 横浜市内のある産婦人科医院。10代で中絶に来る子…

2006年7月1日付のイギリスの"The Economist"によれば,「母親の生命を救うため」以外の中絶を全面的に禁止し,この7月から施行が予定されていたアメリカ合州国サウスダコタ州法は,同法の是非を問う住民投票の実施に必要な38000人の署名が集まったため,少な…

讀賣新聞online版(九州発)の週刊ニュース(2006年7月4日付)です。 http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/ne_06070403.htmに全文があります。*1 麻酔薬でぜんそく発作、中絶手術の女性急死…院長書類送検へ 福岡市西区の産婦人科医院で昨年8月、人工中絶手術…

今月,下記のシンポジウムが開かれます。多彩な顔ぶれを揃え,めったに聴けない話が満載だと思われます。ジェンダー・スタディーや女性学はもちろん,法や政治,医療,生命倫理といった分野に関わる方,性と生殖,リプロ,避妊や中絶,体外受精等の生殖補助…

ロンドンで7月上旬に「中絶の沈黙を破る」(仮訳・以下同じ)と題した集会が開かれます。「わたしの中絶は正しい選択だった!」という小見出しも見られる。今になってこういうことをやっているくらい,イギリスもたいへんなのね……アメリカからチョイスとラ…

2006年06月10日のasahi.comの記事によれば,過去20年間に帝王切開による出産が倍増したという。同記事ではその背景として,高齢出産の増加,医師不足や医療かごの回避,妊婦の意識変化などを挙げている。以下,記事のポイントをまとめる。●厚生労働省統計(…

BioEDGEのWeekly Newsletter, No. 206(2006/6/6)で知った話。 スコットランドに5つある不妊治療クリニックの1つが,精子ドナー不足のために閉鎖した。英国の最近の法律で,不妊治療で生まれた人の「生物学的な父親」を知る権利が認められたとたん,精子提…

今日入手したSOSHIRENニュース(No.244)で知った話。思想犯として投獄された良心の囚人の釈放運動で知られる「アムネスティ・インターナショナル(AI)が,中絶の権利を保障する世界キャンペーンを提唱」したというので,情報源のサイトを探してみたところ,…

韓国の中央日報のサイトにあるニュースです。従軍慰安婦問題は,女性への人権侵害の最たるものだし,リプロダクティヴ・ヘルスの観点からも見落としてはならない問題だと思うので,紹介します。 米下院、従軍慰安婦決議案すぐにも上程へ 日本植民地時代の従…

《性感染症の予防薬》アメリカのNWHN(全国女性の健康ネットワーク)からのメルマガで,マイクロバイサイドの研究開発を支持しようと呼び掛けていたので,何だろうと目に留めた。bioのbiかと思ったら,そうではなく,HIVウィルス予防とクラミジアなどの微生…

ついでに。Alan Guttmacher Institute(AGI)の最新情報。今月発行されたAGIの報告書Abortion in Women's Livesによると,1994年以来,アメリカの低所得者層の女性は高所得者層の女性に比べて「意図せぬ妊娠」をする確率が4倍も高く,しかも後者のその比率は…

過去日記です。朝日新聞4月28日によると,内閣府は27日,「少子化社会に関する国際意識調査」の結果を発表したとのこと。記事の中では,次の部分についつい目がいってしまった。 就学前の子供の育児における夫婦の役割分担については,日韓は「もっぱら妻」…

NIKKEI NETで見かけた記事です。 タイトルは「ぼうこう組織再生し移植・米で7人の機能改善に成功」 http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20060405STXKC040104042006.html「骨や軟骨をはじめ比較的単純な組織の再生はこれまでも行われているが、ぼうこうの…